浦添市都市景観形成基本計画
浦添市では、 昭和63年にそれまで個別に行われてきた各種公共施設整備における景観整備や壁面緑化の誘導、
市民の意識向上を目的とする都市景観賞などの景観施策を、より一層総合的に推進するために『浦添市都市景観形成基本計画』を策定しました。ここでは、その概要を紹介します。
都市景観形成基本計画(ガイドプラン)は、浦添市における景観形成における景観形成について、
- 市民と行政の共通目標とする
- 総合行政の中で実現する
- 長期的に取り組む
などのために策定するものであります。
都市景観形成の基本姿勢
都市景観とは、都市を構成する自然や建築物・工作物などの物的環境についての空間あるいは場の見え方、感じ方である。
都市景観のもつ性格は多様で総合的であるため、以下のようなことに留意して景観形成に取り組む。
●夢の重視
景観形成の論理は、しばしば過去と現状の将来への保全に偏りがちである。もちろん良好な景観資源の保全は当然のこととして重視していく。しかしながら、こうした良好な資源も、過去においては極めて周辺と異質で、当時としては初めて見るような新しい要素であったかもしれない。これから進める景観形成では、将来に向けた新しい良好資源の創造という観点からの取組みも重要である。
●浦添らしさの明確化
一方、浦添市の景観は『ここから始まる』といった景観が存在していることから、『これだけは大切にしていかなければ......』といった景観を明確に評価していく必要がある。こうした景観は、この基本計画においては、類型型ガイドプランに掲げられている景観要素である。
●十分な論議を
現代社会は多様な価値観をもつ市民で成り立っている。ある人が『好き』と評価しても、別の人は『きらい』と評価する。景観形成施策においてはこうした評価の違いが必然的なものとなる。こうした中にあって景観形成施策を進めていくためには、評価の違いを相互に十分議論し、洗練(ソフィストケート)された理解を深めることが大切である。
●景観資源と浦添らしさ
●形成目標と展開テーマ
●類型別ガイドプラン
●地区別ガイドプラン |