第1回 「まちづくりプラン賞」
表彰授与式

 平成11年10月9日(土)に市役所9階の講堂で『浦添市まちづくりプラン賞』の第一回公開審査会が行われ、そこでの審査結果に基づき平成11年11月2日表彰授与・助成金交付式が行われました。ここではその模様と受賞団体の応募活動・計画(案)の内容を紹介します

 

『表彰授与式・助成金交付式』

 

 平成11年11月2日(火)市長応接室で、公開審査を経て選ばれた5グループに対する表彰式と助成金の交付式がありました。
助成金の交付を受けた浦城自治会員からは、「緑化活動を行うのに予算的にきびしい中、プラン賞のことを知り、みんなで話し合い応募しました。選ばれて、大変うれしいです。」と語っていました。表彰式で池田委員長は「応募(案)は甲乙つけがたいものばかりでした。選ばれたグループは、活動状況を、是非、市民に見せて欲しい。」と話しました。宮城市長は「計画の実現が市民主体のまちづくりの一歩を踏み出すことになり、とても有意義なことです。頑張って下さい。」と受賞者を激励しました。

 

助成団体の紹介

「オオゴマダラを楽しむ会」
親富祖 善繁 助成額 22万円

活動状況へ

 浦添大公園や許可を得られる場所でオオゴマダラを増やす活動です。オオゴマダラは日本最大(体長平均約16cm)の蝶といわれています。この他にも、飼育しやすい蝶や昆虫の増殖にも取り組みます。
市内の森や、草原、水辺に関心を持ち、子どもたちと一緒に自然を楽しみ、将来の自然のあり方を考えることが目的です。
具体的には、いろいろな団体に呼びかけて、オオゴマダラの食草「ホーライカガミ」の苗を栽培し増殖します。豊かな緑の中を蝶などが優雅に飛んでいる、そんな自然に恵まれた浦添を目指します。

 

「牧港川をきれいにする市民の会」
岡  美治 助成額 22万円

 牧港川の浄化運動。牧港川は水質汚染が激しく、悪臭もそうとう強いです。昔は川に入って魚取りや、虫などを探したり、川は子どもたちにとって絶好の遊び場でした。
 現在、浦添市にそんな川はありません。浦添の子どもたちのためにも、また、市民の安らぎと憩いの場として牧港川を美しい、きれいな川として甦らせようと思います。
 その方法として有用微生物を利用して上流から浄化をはかり、流域住民にも牧港川をきれいにすることへ協力を呼びかけます。

 

「西原こども会+あるふぁ」
仲程 啓子 助成額 33万円
 みんなで、手づくりの遊び場をつくろうというのが目的です。
 これまでの子ども会活動で、「にしはら再発見ワークショップ」の集落探検行事などを通して、集落内に意外と遊び場が無いことに気づきました。
 これから新しく遊び場をつくることはとても大変なことなので、現在休遊化している字有地の広場をみんなで安心して遊べる場所にしていこうという内容です。
 子どもたちだけでなく、お父さんもお母さんも、おじいちゃんもおばあちゃんもみんなが憩える広場を作ります。

 

「浦城自治会」
玉城 英子 助成額 23万円
 浦城自治会地区は都市化が進み、コンクリートジャングル化しつつあります。自然との関わりが薄れ、地域の景観も寂しい雰囲気となっています。 しかし、自治会員には花に興味をもっている人が多く、花づくり活動を展開しようということになりました。
 自治会内には自由に使える字有地などがないため、調査の結果、自治会内にある道路残地(市有地)の有効利用を考えました。そこに花や緑を植え、街のなかのガーデニングを行います。

 

「トラフ」
具志 裕 助成額 15万円

 トラフは建築家のグループです。浦添市は公園整備や道路整備が進み、街の活性化がはかられています。事業主体である市の計画に市民の声が反映されれば、浦添のまちづくりは尚一層活気づくのではないでしょうか。
 それを結びつける方法として、まちづくりフェスタの開催を計画します。展示会やフリーディスカッションを通し、まちづくりへの関心が深まり、市民・行政が一体となったまちづくり体制が生まれることを目指します。

 



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